低温調理器を探していると様々なメーカーから同じような商品が発売されています。
その中から「Anova」は、いち早く話題に上がり感度の高い人たちに普及した低温調理器です。
今回は「Anova」と同程度の価格帯で日本語表記で「BONIQ」が発売されており、価格の問題だけでなく使い続けられるメリットや日本人に使いやすい方はどちらかも含め比較しています。
「Anova」と「BONIQ」性能の比較
両方の公式サイトに明記してあったものを元に比較表を作成しました。
比較表はざっとこんな感じです。
性能の中には書いていませんが、BONIQ(ボニーク)は黒と白の2色から選べます。
また、BONIQが日本で好印象を持たれている理由は
- 内部の駆動部に使われている消耗品は日本製
- 保証や日本語の取扱説明書がしっかりしている
- 公式サイトも丁寧に作られていてレシピ集が多い
BONIQは後発なだけあって細部にまでこだわって作っている印象を受け、プロ仕様の「BONIQ Pro」も発売開始されていて選べるのもポイントです。
大まかに説明するとProは業者向けに作られたもので保証がついていませんでしたが、その点がクリアになってPro仕様でも一般家庭で使いやすくなっています。
違いなど詳しく知りたい場合は別ページで「BONIQ2.0とBONIQ Proの比較」をしてますのでそちらをご参照ください。
「Anova」と「BONIQ」使用感の比較
Anova
使い方がシンプルなので直感的に操作が出来てラク。
単位の変更、タイマーを使う時は調べないと分からない場合があるので使用者を選びます。
プラグが3Pなので日本で使いたい場合は変換プラグが対応している差込口が必要。
本体を鍋に固定するのはネジなのでワンタッチ取り付けではなく手間がかかる。
BONIQ
Anovaと比較すると操作の手順が少し多い印象があるが、日本語の取扱説明書があるので心配は不要。
また、操作に慣れると気にならない程度の手順である。
製品自体は中国製となっているが、作りに不安はなく細部の部品には日本製が使われていてむしろ安心感があり品質の高い製品とわかる。
プラグが2Pなので変換コネクターが不要で日本向きである。
また、本体と鍋の固定はクリップがバネになっていて取り付けが楽。
使い続ける際にメリットだと思える点は
- 日本語レシピが豊富
- 比較試験の情報も充実
- 専用アクセサリーの販売もされている
低温調理は鍋の水深が足りないとうまく調理できないので、BONIQのように専用の鍋があると一緒に購入しておいて手元に届いてすぐに低温調理を始められる。
BONIQは痒いところに手が届くサービスで安心感がある。
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低温調理 Anovaの特徴
低温調理のanovaは、
ミニマムなタイプのものからBluetooth、
Wi-Fi対応のタイプまであります。
価格は、20,000円~35,000円程です。
ミニマムタイプのものはちょっと使いたい、
という方にはおすすめですが、
物足りなさを感じる方も多いので
本格的に使いたいならば通常のものがおすすめです。
Wi-Fiで外出先から操作出来るタイプのものは
価格も5000円程高いのですが、
どうしても外から操作したいという方には良いですが、
たいていはBluetoothの操作だけで事足ります。
鍋に引っ掛けるタイプの構造なので、
鍋ごとひっくり返してしまう、という心配もありません。
温度設定は、0.1℃という細かい精度で調整出来、
時間は99時間まで設定出来ます。
表示部分は上が水温、下が温度を表しています。
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低温調理 Anovaの使い方
①寸胴鍋やその代わりになるものを用意します。
②鍋にanovaを固定します。
③鍋に水を入れます。
anovaにMIN(最低水位)とMAX(最高水位)の線があるので
その水位の間に入れます。
④コンセントを入れます。
⑤温度設定をします。
華氏(F)に設定するので、摂氏(C)に直してから
設定したい温度に設定します。
⑥赤い丸の中のスタートボタンを押してスタート。
⑦設定温度になったら密閉袋に入れた食材を入れます。
⑧調理が終了したら白のストップボタンを押します。
調理したレシピによっては、この後フライパンで焼き色を付けたり
少し手間をかけるものはありますが、基本はこれだけで済んでしまうので楽チンです。
低温調理 Anovaでローストビーフを作ってみる
【材料】
牛モモ肉…500g
塩コショウ…少々
ローズマリー…用意出来なかったらなくてもOK
【作り方】
①密閉袋に塩コショウした牛モモ肉とローズマリーを入れます。
②鍋にanovaをセットし、水を入れて、
57℃に温度設定します。
③設定温度になったら、密閉袋の牛モモ肉を入れて、
3時間待ちます。
④牛モモ肉を取り出して、フライパンでサッと焼き色を付け、
スライスして盛り付けをしたら出来上がり。
今までローストビーフは買ったものしか食べたことがない、
という方でも一度作ったらその美味しさに病みつきになります。
ローストビーフは絶妙な火加減が大事なのですが、
anovaを使うことで、簡単に手間なく作ることが出来て
とても便利です。
他に鶏肉や豚肉を使えば、鶏ハムやチャーシューも作れるので
アレンジもいろいろ出来て楽しいですよ。
低温調理 Anovaのメリットとデメリット
メリット
- 火を使用しないので安全に料理を作ることが出来る
- Bluetoothを使って便利に操作することが出来る
- 使い方が簡単なので料理初心者でも使える
- いろいろなレシピがあるので使うのが楽しい
- デザインもシンプル
デメリット
- アメリカからの輸入品なので、説明書が同封されてはいるが英文で書かれている
- プラグがアメリカの3Pプラグになっているので変換用アダプタが必要
- 決して安くない価格なので、それをデメリットとして購入するのをためらってしまう方もいる。
低温調理 AnovaとBONIQを比較した結果
「どっちを選ぶか?」と問われると
メカ音痴で英語表記が苦手なので
日本語の取扱説明書がある「BONIQ(ボニーク)」です。
日本語対応、プラグが2Pで変換プラグが不要という点など安心感から選んでしまう。
また、低温調理について深く理解してない場合でもBONIQ(ボニーク)なら公式レシピが豊富で調理失敗の可能性が低い点も決め手になりました。
BONIQ(ボニーク)を選ぶ理由まとめ
- 日本語レシピが豊富
- 比較試験の情報も充実
- 専用アクセサリーの販売もされている
- 保証や日本語の取扱説明書がしっかりしている
- 内部の駆動部に使われている消耗品は日本製
- 日本用なので変換プラグが不要
日本人が使うなら日本用に作られた商品の方が使い勝手が良いです。
特に、低温調理器という珍しいキッチン家電なので初めて使う人も多いでしょう。
だから、分かりやすい、使いやすい商品の方がムダにならない可能性が高いですよね。