低温調理する場合は専用の「低温調理器」という家電がありますが、
代用品を使って低温調理している人は多く、実際に代用品での低温調理レシピもあるくらいです。
ただ、身体の中に入れる料理を作るための調理器具だから、代用することで様々な弊害や危険性があります。
できれば専用家電の「低温調理器」を使ってほしいのです。
なぜ、 代用品を おススメしないのか?
その理由と代用品を使った時のリスクも含めて情報をまとめたので参考にしてください。
低温調理器の代用品をおススメしない理由
代用品と言っても2パターンあります。
1つ目は、低温調理器を使わずに別の家電を使って代用する、保温の仕方を工夫して低温調理をする場合。
2つめは、低温調理器を使用する時に深さのある鍋を使いますが、これを他のもので代用している場合。
代用品と言っても
- 本体の低温調理器を別のもので代用する場合
- 鍋など付属品を代用する場合
この2パターンあるので、
別々に、おススメしない理由をお伝えしていきますね。
本体の低温調理器を別のもので代用する場合
低温調理は55℃~65℃くらいを維持できる家電があれば代用品でも十分に低温調理器として使えるのでは?と思われています。
そこで、代用品になりそうなものを探した結果
- ヨーグルトメーカー
- 炊飯器
- 電気圧力鍋
3つを使えば低温調理できそうだということが分かりました。
それぞれ代用品として使えるかどうか?を確認していきます。
ヨーグルトメーカーで低温調理
”一定の温度を維持する”ことでヨーグルトを作る家電なので、低温調理は出来るでしょう。
ヨーグルトメーカーで一番有名な「TANICAのヨーグルティア」を例にすると
設定温度は25℃~70℃と低温調理しても問題ありませんが、容量が1200mlと小さいのが難点。
お肉や魚を低温調理することが多いので、容量が小さいと話になりません。
TANICA 温度調節(25~70℃) ・タイマー・ブザー付ヨーグルトメーカー ヨーグルティアS 1200ml YS-01 (ブルー)
低温調理器としてヨーグルトメーカーをおススメしない理由
- 小さくて容量不足
- 種類によっては50℃くらいで温度が足りない
- 低温調理するには温度が安定しない
炊飯器で低温調理
自宅に必ずあると思われる「炊飯器」
こちらを使って低温調理できないか?と調べてみました。
炊飯器には「保温機能」があり、一定の温度を保つという低温調理に合っている家電と言っていいでしょう。
保温機能はメーカーによって変わりますが、通常の保温で70度前後で設定されていて、低温調理するには温度が高すぎます。
ただ、「低め保温」など低い温度で保温するモードがある騎手には60℃前後に温度が設定されているので低温調理として使えます。
「低め保温」モードがある象印の炊飯器
ただし、公式ホームページで調べても設定温度が何度なのか?書いていないので確かな温度は不明です。
象印 炊飯器 5.5合 IH式 極め炊き ブラウン NP-VQ10-TA
低温調理器として炊飯器をおススメしない理由
- 通常の保温が60℃前後のため温度が高すぎる
- 温度の細かい調整が効かない
電気圧力鍋で低温調理
基本的に「加熱→圧力→保温」という順で熱と圧力を加え食材を調理する家電です。
そのため、保温機能にはそこまで力を入れていないため、自由に保温温度を設定できる機能はありませんでした。
パナソニックの電気圧力鍋には低温調理機能がついていたので、詳しく調べてみました。
低温調理は70℃と85℃の2パターン。
せっかく低温調理できるのに、これは設定温度が高すぎる。
電気圧力鍋と低温調理…1台でカバーできたら最強だったのに、オシイ商品です。
パナソニック 電気圧力鍋 3L(満水容量3L/調理容量2L)
低温調理器として電気圧力鍋をおススメしない理由
- 低温調理温度が70℃・85℃と高すぎる
- 自由に保温温度を設定できる機能がない
ただし、進化した電気圧力鍋なら低温調理までカバーできるものが発売されています。
- 圧力調理
- 蒸す
- 煮る
- 炒める
- 低温調理
この電気圧力鍋なら1台で5役できるし
低温調理も出来る仕様になっているので
わざわざ低温調理器を購入しなくてもOKです。
ちなみに、煮込み料理は時短になるし
白米や玄米もふっくら炊き上げてくれるので炊飯器も不要になります。
低温調理に向いた代用品は、意外とない
同じ温度をキープする=保温
だから、代用品なんてすぐに見つかるだろうと簡単に考えていましたが、色々な調理器具を探してみると意外と見つからない。
「55℃~65℃の一定温度を保ち放置できる」家電って”意外とない”ことに気づかされました。
低温調理は低すぎても菌の繁殖が気になるし
高すぎると食材が固くなるなど、デリケートな調理方法なので代用するのは難しいという結論に至りました。
低温調理の付属品を代用した場合のリスク
リスクについて調査してみました。
安全性に欠ける
低温調理器を使用する際に推奨しているのは「深めの鍋」ですが、
代用品でプラスチックや発泡スチロールなどを使用すると中の水の温度が一定にならず、想定内の調理が出来上がらないことがあります。
食中毒を引き起こす危険性がある
代用品を使用して食材を均一に加熱することが出来ないと食中毒を引き起こす可能性も出てきます。
付属品を代用する際は、きちんとリサーチをして使うようにしてください。
代用品が軽く安定しない
重さがないものを使用すると低温調理中に倒れてしまい、中の水と食材がこぼれてしまうことがあります。
低温調理以前のリスクを含んでいるので、鍋の重さや安定感を重視して代用品を選んでください。
きちんと調理されない
代用品に食材を入れて低温調理しても、
鍋で調理するように一定に温度が保たれることなく
加熱が十分にされないことがあります。
そうすると、料理が失敗するだけでは済まされず
十分な加熱がされなかったことで食中毒を引き起こす危険性も含まれます。
BONIQ(ボニーク)より10,000円も安くて同じ機能の低温調理器をチェック!
⇒詳しい商品説明はこちら!
代用品を使ってもOKなもの
基本的に低温調理では鍋を使うように推奨されてますが、代用品でも調理することは出来ます。
バケツ、発泡スチロールは実際にちゃんと低温調理ができて、問題なく調理が出来ています。
ただ、鍋を使用する時と異なり
高めの温度設定が出来ない
鍋よりも軽い素材で出来ているものだと安定性に欠ける
という点は避けられません。
作るメニューによっては使用できない場合もあるし、低温調理中に倒れたり、お湯が漏れたりしてこないように十分に注意しないといけません。
BONIQ(ボニーク)を使う時に推奨できる付属品&代用品
詳しくは、以下のまとめ記事をご覧ください。
付属品の代用を考えているなら参考になります。
低温調理を安全に行うための注意点
気を付けて低温調理を行わないときちんと調理が出来なかったり、食中毒の危険さえも出てしまいますので
低温調理を行う前にしっかりチェックしましょう!
食材は新鮮なものを使用する
低温調理に使用する食材は、
新鮮なものを選びましょう。
新鮮な食材を使用して行うことで、
食中毒のリスクも下がりますし、美味しく食べることが出来ます。
手、キッチングッズは清潔に
調理を始める際は、しっかりと手を洗って
清潔にしておきましょう。
包丁、まな板なども綺麗に洗ってあるものを使用します。
加熱は正しく行う
食材をしっかり密閉したり、安定性のある鍋などを使用し、
食材に一定に熱が入るようにします。
密閉袋に必要以上に詰め込んだりすると、
食材の重なっている部分に火が通らず、
均一に調理されないこともありますので、危険です。
まとめ
低温調理器を別の家電で代用しようとしても
繊細な温度調整できる家電は意外とないことが分かりました。
低温調理した食事を安心して愉しみたい、美味しく頂きたい場合は、低温調理器を使うのがベスト。
また、低温調理器を使用する際は「必ず鍋を使用しなくてはいけない」ということではありませんが、代用品の使用で思うような調理が出来なかったり、食中毒を起こす可能性も出てくる。
代用品によっては、調理中に危険な状態になることもあるので十分に気を付ける必要があります。
安全に食べられるように、正しく低温調理することをおススメします。
低温調理器「ボニーク」について情報をまとめていますので、選ぶ前に参考にしてください。
BONIQ(ボニーク)より10,000円も安くて同じ機能の低温調理器をチェック!
⇒詳しい商品説明はこちら!